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東京、相次ぐシニア向けフランチャイズ

東京ではシニア向けのフランチャイズが相次いで展開を開始しています。

その1つが、「ブリッジライフ」。運営会社の「QLCプロデュース株式会社」によると、「日常生活の“これがしたい”を実現する、新しいカタチの『実動作訓練』型デイサービス」を提供するとのこと。「通常の『お預かり型・機能訓練型・1日型入浴デイサービス』とは一線を画し、入浴やトイレの訓練をはじめ、料理や買い物・遠出・認知症予防プログラムなど、生活動作訓練、個別訓練、社会参加訓練を行い、自立した日常生活の実現を目指す、1日型施設」なのだそうです。

今年9月に、フランチャイズ加盟店第1号として「ブリッジライフ野方」がオープンしました。
『認知症ねっと』によると、「現在、日本では高齢化の進行もその要因の1つとなり、認知症を抱える高齢者の数が増加している。またこの認知症自体もその特性から、進行に伴い日常的なサポートを要するようになるが、一方で適切なケアによりその進行スピードを遅らせることが可能だ」としています。

「こうしたことを背景にQLCプロデュースは、従来に多くみられた1分野もしくは2・3分野にのみ特化されたものではなく、日常生活上でのサポートから認知症予防プログラム等までを行う、デイサービスの実現を目指す」と解説しています。

一方、今年10月1日より、関東限定で 「ペット共生型サービス付き高齢者向け住宅」のフランチャイズ加盟店募集を開始したのは、「株式会社CARE PETS」。

『Biglobeニュース』は、現在、ペットを取り巻く環境には二つの側面があると言います。一つ目は、ペットの高齢化。日本では、犬・猫共に約1000万頭が飼われていますが、平均寿命は14歳を超えています。昭和58年は、平均寿命が7.5歳でしたので、比べて2倍に伸びていることになります。二つ目が、飼い主の高齢化です。全国犬猫飼育実態調査によると、犬・猫の年代別飼育率では、50代が最多で、60代が続きます。飼い主の高齢化による所有権の放棄も問題になっています。

現在は、「動物看護師によるホームケア及びシッティングサービス」「動物看護師によるワンコイン健康チェックサービス」「ペットの救急車(24時間365日対応 *現在は東京23区内のみ)」などを行っており、今後「老犬ホーム(軽井沢に2017年3月オープン予定)」「ペット共生型サービス付き高齢者向け住宅」を展開予定とのこと。

高齢化が急速に進む日本社会。フランチャイズの世界も、社会の在り方を反映し、迅速にそのニーズに応える動きが始まっているようです。