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フランチャイズチェーン名前の由来

何気なく毎日の様に目にするお店の名前。個店ならともかく、フランチャイズチェーンともなれば、あちらこちらで日に何度も同じ名前を目にすることもありますね。そんなフランチャイズチェーンの名前の由来について、考えてみたことがありますか?

今回は、その名前の由来について、いくつかご紹介していきましょう。

1.【餃子の王将】株式会社王将フードサービス、餃子チェーン
『昭和42年の創業当時に盛況を極めていた「珉珉チェーン」に、いつか追いつき追い越し、日本一の餃子屋を目指そうという思いを込めて「餃子の王将」という屋号にした。』(由来.jpより)
*「王将」という言葉と「日本一」が結びつくセンスが絶妙です。

2.【びっくりドンキー】(株)アレフ、ファミリーレストラン
『ハンバーグレストランチェーン「びっくりドンキー」の店名はたくさんの人をニコニコワクワクさせるのが大好きな創業者 庄司昭夫の命名によります。 「かっこいい」とか「スマート」なんて絶対に言えないロバですが、その目には優しさが満ち、どんなときでも一生懸命に頑張る、そんなイメージがあります。 「のろまでもいい、たくましく育って欲しい」という思いが込められています。』(会社ホームページより)
*「びっくり」と「ドンキー」の響きで、ほのぼのした感じが伝わります。絶対に似た名前が無いという意味で、とてもユニークだと感じるのは私だけでしょうか。

3.【養老乃瀧】養老乃瀧(株)、居酒屋
『現在の岐阜県養老町にある「養老の滝」にまつわる言い伝えとして、貧しいけれど一生懸命に働き、親をいたわった親孝行な息子の伝説があります。紀元8世紀頃の話です。この話に心を打たれた創始者木下藤吉郎は、「親孝行と勤勉」を社是とし、社名を養老乃瀧としました。』(会社概要より)
*赤いのれんと文字のイメージは強烈ですが、そこにこのような意味があったのかと驚きました。

4.【吉野家】(株)吉野家ホールディングス、外食
『創業者・松田栄吉が大阪府西成郡野田村字吉野(上京時は大阪市北区西成野田字吉野。現在の同市福島区吉野)の出身だったことから屋号が吉野家になった。』*当時は出身地を屋号に付けるのが一般的であった。(Wikipediaより)
*大阪の福島の吉野にお住まいの方でも、その名前が吉野家に繋がっているとは思っていないでしょう。ちなみに、本当の「吉」の字は、上が土で下が口なんだそうです。

5.【ローソン】(株)ローソン、コンビニエンスストア
『1939年、米国オハイオ州にJ.J.ローソン氏が牛乳販売店を営んでいました。このお店は「ローソンさんの牛乳屋さん」として新鮮でおいしい牛乳が地域の評判を呼び、毎朝たくさんのお客様が牛乳を買いにやって来るようになりました。その後J.J.ローソン氏はローソンミルク社を設立して日用品などの生活必需品も販売するようになり米国北東部を中心にチェーン展開を行いました。コンビニエンスストア「ローソン」というチェーン名もアメリカンファームを連想させるミルク缶デザインも実はこの米国の牛乳屋「ローソン」が発端となっているのです。』*現在はアメリカにローソンの名を冠したお店は存在しない。
(会社ホームページより)
*この由来を知って初めてローソンのマークがミルク缶だと気付きました。

6.【オートバックス】(株)オートバックスセブン、自動車用品
『「オートバックスセブン」の社名は、オートバックス誕生の際、当社グループが提供する下の商品・サービスなどが由来となっています。
A : Appeal(アピール)
U : Unique(ユニーク)
T : Tire(タイヤ)
O : Oil(オイル)
B : Battery(バッテリー)
A : Accessory(アクセサリー)
C : Car electronics(カーエレクトロニクス)
S : Service(サービス)
セブン : 上記AUTOBACSの6つの商品から、常にお客様のために第7の商品を探し続けるという理念』(会社ホームページより)
*AUTOの部分は、車の意味とダブルミーニングです。当初はオートバックスという店舗名のみだったものを、1980年にセブンを付けて商号としたそうです。

いかがですか?普段は当たり前に馴染んでしまっている名前ばかりですが、由来を知るとちょっと見え方が変わる気がしませんか?
フランチャイズチェーン成功の影には、大切につけられた名前の言霊(ことだま)があるのかもしれませんね。