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「変なホテル」フランチャイズ展開か?

あなたは、「変なホテル」をご存じでしょうか?

ウェブサイトを開いてみると、こうあります。

「『変なホテル』は先進技術を導入し、ワクワクと心地よさを追求した世界初のロボットホテルです」
「フロントでは多言語対応のロボットたちがチェックイン・チェックアウトの手続きを行い、クロークではロボットアームが荷物をお預かり、手荷物はポーターロボットがお部屋までお運びします」
「更に、客室前で顔認証をすれば、その後はまさに顔パス感覚。鍵の持ち運びのわずらわしさ、紛失の不安から解消されます」

「変」には「変化しつづける」という意思が込められ、目指すは、常識を超えた先にある、かつてない感動と快適性を追求するということのだそうです。

「変なホテル」の1号店は2015年7月、佐世保市に、ハウステンボスに隣接して開業。16年3月には客室数を開業時の2倍の144室に増やし、ロボットの数も2倍超の約180台に増やす一方、従業員も30人から7人にまで減らしたそうです。予約も好調でほぼ満室の状態が続いているとのこと。

産経ニュースによると、3月15日には、2号店を千葉県浦安市にオープン。1号店同様、チェックイン・アウトや清掃などにロボットを導入して人件費を抑えることで、3~4つ星ホテルのサービスでありながら低価格化を目指しました。

8月には、愛知県蒲郡市で3号店を、さらに大阪や台湾・台北、中国・上海への出店計画もあります。また変なホテルの運営ノウハウを体系化し、ビジネスモデルとして外販する方針で、産経ニュースは、HISホテルホールディングスの平林朗社長の声として、「向こう5年以内に国内外のホテルや旅館など1000件への導入を図りたい」と、変なホテルのフランチャイズ展開も視野に置くことを報じています。

また、HISの沢田秀雄会長兼社長はオープニングセレモニーにて、「働き手となる若年層が不足するなか、新しいホテルのビジネスモデルとして世界に展開したい」と語ったということです。

いよいよロボットが労働力として台頭してきたということでしょうか? そちらの行方も気になるところ。「変なホテル」の泊まり心地が、今後のサービス業のあり方に、多少なりとも影響を与えるのではないでしょうか。