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ハンバーガー帝国マクドナルド創業物語、映画公開へ

世界で知らない人はいないファストフードチェーン、「マクドナルド」。その創業物語を扱った映画が、7月29日に公開されます。

1954年アメリカ。52歳のレイ・クロックは、シャイクミキサーのセールスマンとして中西部を回っていました。

ある日のこと、ドライブインレストランから8台ものオーダーが入ります。

どんな店なのか―――そこにはディック&マック兄弟が経営するハンバーガー店<マクドナルド>がありました。合理的な流れ作業の”スピード・サービス・システム”や、コスト削減・高品質という革新的なコンセプトに勝機を見出したレイは、壮大なフィランチャイズビジネスを思いつき、兄弟を説得し、契約を交わします。

次々にフランチャイルズ化を成功させていきますが、利益を追求するレイと、兄弟との関係は急速に悪化。やがてレイは、自分だけのハンバーガー帝国を創るために、兄弟との全面対決へと突き進んでいく―――といった内容。『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』や『スポットライト 世紀のスクープ』などで名演技を披露した、マイケル・キートンが、今回も魅せてくれます。

『マイナビニュース』によると、今年のマクドナルドのテーマは「おいしさ向上宣言」。同テーマに沿って、第1弾のプレミアムローストコーヒー、第2弾のしょうが焼きバーガーの「ヤッキー」、そして第3弾は、クラブハウス、てりやき、ベーコンチーズの3種を揃える「グラン」が登場しました。

マクドナルドにとって、「2015年度1~3月期は思い出すのもつらい時期であったことだろう」とも報じています。

「客数に注目すると2015年1月は前年同月比28.5%減、2月は19.1%減、そして3月は23.5%減」。ですが、「戦略的店舗閉鎖など、負の遺産を清算し終わったとされる2017年1月の客数は前年同月比11%の増加。2月は10.5%増、そして3月は12.2%増と連続して2桁の伸びを達成した」とのことです。

また、『松山経済新聞』は、今年4月21日に、愛媛県産キウイを使った期間限定商品「マックシェイク 完熟キウイ」を販売したと報じています。中村時広愛媛県知事は「キウイは愛媛県が30年連続で生産量1位になっているフルーツ。今後も、県産フルーツをPRしていきたい」と語ったとのこと。

一貫してつらぬく部分と、大胆に変えていく部分。この両輪で、半世紀余、世界を席巻してきたハンバーガー帝国。今年は、映画とリアル・ワールドで、どんなサプライズが用意されているのでしょうか?