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外食して健康になろう

今や、「ダイエット食品」・「糖質制限」・「スーパーフード」など、『食と健康』に関する情報が巷に溢れています。「厳しくコスト管理された仕入れ」や「セントラルキッチン方式の調理」など、体に良い食事は望みにくい印象のチェーンレストランですが、消費者の要望に応えられるよう、体に良いメニューの開発が進んでいます。では、具体的にどのような健康メニューがあるのか、チェーン別にご紹介しましょう。

<リンガーハット>減塩ちゃんぽん・海藻めん

リンガーハットは、すべての食材を国産に切り替えたことで知られています。それだけでなく、減塩長崎ちゃんぽん(塩分1/2)や、海藻めんと豆乳のヘルシーちゃんぽん(314kcal)など、ヘルシー志向の消費者をターゲットにしたメニューを積極的に開発しています。

<サイゼリヤ>地中海式食事法の提案

『日本ではまだまだ知名度の低い地中海型食事法「地中海ダイエット」ですが、世界では南イタリア料理といえば、愉しみながら痩せられるダイエット食、食事療法食としての認識がもはや一般的です』(公式ホームページより)。なんでも、野菜とオリーブオイルを中心に据えた食事スタイル(地中海型食事法)が体に良いそうで、ドクターのお墨付きとのことですから、本格的ですね。具体的なメニューがどうのというよりも、店全体がヘルシー志向と言えます。

<吉野家>ベジメニューで食物繊維たっぷり

吉野家は言わずと知れた「牛」の店ですが、ベジメニューがあるのをご存知でしょうか?今の季節なら「ベジ牛定食」「ベジ黒カレー」「ベジ定食」の3種類。ベジ定食は、パッと見は野菜のみかと思いますが、成分表を見ると、鶏肉が入っている模様です。このほかにも、牛がまったく入っていないメニューとして季節限定の焼き鯖定食があります。吉野家=牛ばかりではないとは、ちょっと意外です。

<カレーハウス CoCo壱番屋>“その他のカレー”がすごい

ココイチのカレーに色々あるのは皆さんもご存知でしょう。しかし、「その他のカレー」というカテゴリーを見ると、こんなのもあったのかと驚きます。たとえば、「ベジタリアンカレー」。これは、野菜だけで出来たカレーというよりも、動物由来のものが入っていないビーガン向けのカレーです。そのほか、納豆カレー、ネバネバ三昧カレー(納豆とオクラ・山芋)など、カレー専門店ならではのメニューが続きます。もちろん豊富なトッピングをプラスでき、健康志向の人も、好みに合わせて内容を細かく選べるのが特徴です。

<ガスト・すき屋>麺は低糖質があたりまえ?

まず、ガストの「1日分の野菜のベジ塩タンメン(糖質控えめ・ほうれん草麺)」は、ふつうの中華麺と比べて糖質を45%もカットしています。もちろん野菜もたっぷりで、糖質制限中の食物繊維不足を補う内容になっています。また、すき屋の「ロカボ牛麺」は、何とこんにゃく麺。低糖質で腹持ちも良いロカボ食品の代表ですね。

<フレッシュネスバーガー>ハンバーガーを健康食に

ハンバーガーと言えば、ファストフードの代表。どちらかというと、健康とは逆のイメージがあります。でも、数あるチェーンの中でモスバーガーやフレッシュネスバーガーは、健康的なイメージを押しているブランドです。どちらも国産の野菜や肉を使った安心感の創出は同じですが、フレッシュネスバーガーでは、糖質50%オフのパンを提供し、より健康志向を強めています。

いかがでしょうか。消費者の健康志向に合わせ、各チェーンの新メニュー開発が進んでいることがわかりますね。この傾向は、コンビニ食にも表れていて、ローソンのロカボ商品はもちろん、ファミリーマートやセブンイレブンでも、野菜たっぷりや糖質抜きメニューが増えてきました。忙しい現代人は、家で野菜たっぷりの料理を食べることが難しくなっており、むしろ外食で健康になる時代がやってきたのかもしれませんね。