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やっぱりカレーは強かった!?

全国ブランド×ご当地グルメ=最強タグ?

「カレーハウスCoCo壱番屋」といえば、地域限定メニューが有名です。これまでも、「函館いかメンチカレー」、「ココイチの黒部ダムカレー」、「名古屋赤みそカレー」など、ファンの心をときめかせてきました。

そんな中、11月にお目見えしたのは、「びわ湖のマジカフライカレー」。県漁業協同組合連合会の青年会と県内でCoCo壱番屋をフランチャイズ展開するアドバンス(長浜市)、淡水魚卸売業の魚万商店(米原市)が連携し、淡水魚「ニゴイ」をフライにしました。

『日経新聞』によると、ニゴイは、本州や四国、九州北部の湖沼や川に生息するコイ科の魚。姿がコイに似ており「似鯉(にごい)」とされましたが、琵琶湖では「マジカ」と呼ばれているそうです。一度の漁で200匹ほどが網にかかることもありますが、漁師が食する以外、市場にはほとんど出まわっていませんでした。同青年会が船上で血抜きし、内臓をとって氷締めすることで鮮度を保持。魚万商店がハモの「骨切り」の技術を生かして小骨を処理したものを、「CoCo壱番屋」がフライにしてカレーに載せました。フライは臭いもなく皮にうまみがあり、上品な味になったということです。

一方、同様にコラボで新しい販促の道を開拓しているのが、越後製菓の「ふんわり焼き名人」です。これまで博多のめんたいこや、信州の唐辛子など各地のご当地食材とコラボしてきましたが、このたび、石川県野々市市のチャンピオンカレーとタグを組みました。1961年に創業したチャンピオンカレーは「金沢カレーの元祖」をアピールし、フランチャイズ形式を含め北陸を中心に全国で36店を展開しており、「チャンカレ」の愛称でも親しまれています。『中日新聞』によると、商品名は「チャンピオンカレー ふんわり焼き名人 お米の御菓子」。チャンピオンカレーの味わいに米菓のふわっととろける食感が特徴なのだそうです。

 

全国的に名を知れたブランド力の強みと、その地でしか味わうことのできないご当地グルメ。そのコラボレーションは、共に、無いものを相手に補ってもらうWin-Winの関係といえるでしょう。今後もぞくぞくと、新たなチームプレーが生み出す斬新な味が飛び出す予感。これぞ、コラボの醍醐味!今から益々楽しみにしたいと思います。