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サッカー療育のフランチャイズ

2005年には発達障害支援法が施行され、2006年4月には「学校教育法等」改定により「LD、ADHD、高機能自閉症」を支援の対象と認定した特別支援教育の推進が盛り込まれました。(文部科学省の調査によれば、日本には「発達障害などの」児童が6.3%存在すると言われています)

そのような中で、フランチャイズ界においても新たな取り組みが始まっています。

「放課後等デイサービス ドレミファソライズ(以下、ソライズFC)」は、発達障害の子どもたちのための放課後等デイサービス事業を運営していますが、このたびサッカー元日本代表の柱谷哲二氏および「株式会社MPandC」との業務提携を発表しました。

「ソライズFC」は、これまで発達障害の子どもたちにサッカーをメインコンテンツとした放課後デイサービスを提供してきました。卒業後の子ども達の就労支援を目的に、UQHDグループで別ブランドを展開・業務提携し、将来的に「サービスを受ける側ではなく、サービスを提供する側」になれることを最終ゴールとして位置づけているのだそうです。

一方の「株式会社MPandC」は、スポーツビジネスの総合マネジメント事業を展開しています。

これまで、市街地内の林に対する管理方法を提示し、地域住民と調和できる緑豊かな都市環境を提案する「アーバンフォレストリー」(長野県)や、デザイナー集団の「ワークバンド」(東京都)、スポーツフィールドの施工・管理などを手掛ける「グラケン」(埼玉県)など、多彩な企業と活動してきました。

今回は、「ソライズFC」とタッグを組むことで新事業が実現しました。

新事業では、「集団行動の中で自分の役割を果たして、結果を得る」「集中力を養う」「サッカーをツールとしてコミュニケーション力を高める」という3本柱をフィールドで鍛えていくのだそうです。

同事業に関わる柱谷哲二氏は、下記のようにコメントしています。

「サッカーが持つチカラは偉大です。戦争、貧困などで絶望的な環境にある子どもたちも、サッカーボール1つあれば、仲間たちが集まり、夢中でボールを蹴り、全員が笑顔になります。わたしができることは1つ、どんな環境にある子どもであっても、真剣にほんもののサッカーを指導します。サッカーを通じて、教科書から学ぶことのできないチカラを学んで下さい」

コラボレーションからどんなキラーパスが飛び出すのか、フィールドの動きから目が離せません。