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クールジャパンとフランチャイズ

3月17日付『Yomiuri Online』は、日本文化を海外に売り込む官民ファンド「クールジャパン機構」が、ファッションブランド「45R」を展開する「フォーティファイブアールピーエムスタジオ」(東京)と合弁会社を設立すると報じました。

最大8億2000万円出資するとのことで、2013年の同機構発足以来、ファッション分野への出資は初めてだそうです。

『WWD.com』によると、太田伸之クールジャパン機構社長は「クールジャパン機構を設立して3年半。ようやくファッション案件をスタートできる。もの作りにとことんこだわった大人のナチュラル服は海外にはないジャンルで非常に競争力のある分野。裏側では地方の腕利きの職人たちに支えられており、地方支援になる」と意気込んでいるとのことです。

藍染めの技術を使ったデニムなど、高品質な生地を用いた服が高い評価を得ている同ブランド。同社ウェブサイトには、こうあります。

「古くから日本人があたりまえに行っていた人に優しく、丈夫で長持ちする工夫に満ちたものづくり。
こうした日本の持つよさをもう一度掘り起こし表現し、和の力を世界に伝えてゆく。
『気持ちのよい服を世界中の人たちに喜んで着ていただく』このシンプルな哲学のもと世界で通用する、もの・人・会社を創り、
つくり手・お客様・地域社会に貢献することが45rpmの志です」

45Rは20年前にNYに初の路面店を出店以降、海外進出を開始以来、現在はNYやパリに16店舗(うちFC10店舗)を出店しているそうです。『WWD.com』は、高橋慎志45R社長の言葉として、「初出店の時から日本から宮大工を連れていき、本藍で染め抜いたのれんを飾って本気の投資を行っていた。今は国内外を問わず、ECやデジタルの時代だが、我々が重視しているのは“店”。支援を受けて海外展開を加速したい」と報じました。

太田クールジャパン推進機構社長も、「投資の決め手になったのは、自ら小売店をやっていたこと。店舗を見れば『45R』らしさが匂い立つ。こんなブランドは他にはない」と指摘しています。

今後3年間で欧米などに七つの直営店を開店するほか、中国、シンガポールなどのフランチャイズ店でも展開する予定です。2010年6月、経済産業省製造産業局に「クールジャパン室」が開設されてから、早7年。今後も、クールジャパンには、新たな展開がありそうな気配です。