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歯科医院もフランチャイズ経営で

フランチャイズのチェーンといえば、代表格は飲食産業です。次はコンビニや100円ショップなど、考えればいくつでも周りにあるブランドの名前が思い浮かんできます。でも、パッと思いつかない業種にも、フランチャイズ方式が拡がっているんですよ。

それが歯科業界です。

歯科医院といえば、今までならば歯科医それぞれが独自に医院を開業するというもので、フランチャイズによる医院というのはあまり聞いたことがありません。しかし、今や歯科医院もフランチャイズ型でという考え方が出てきているのです。一体それはどのようなものなのでしょうか。

歯科医院のフランチャイズの場合、他のフランチャイズシステムとは少し違う方式です。それは、通常のフランチャイズシステムのように、同じブランドで医院を一から開業するというものでなく、フランチャイズに加盟することで、ある特別な部分の専門的なハード・ソフト・ブランドの提供を受けるというものです。では、具体例をいくつか見て行くことにしましょう。

1.審美歯科(歯を白くする:デンタルエステ) ホワイトエッセンス

「ホワイトエッセンス」のフランチャイズに加盟した歯科医院は、フランチャイザーの提供する医院マネジメント教育、マーケティング教育等を受け、デンタルエステが出来る歯科医院となります。必要であれば、医院の改装、改築なども行います。デンタルエステは歯科医師だけでなく、歯科衛生士も施術者となりますので、医院のスタッフを教育する、あるいはすでに技術を身につけたスタッフを採用します。デンタルエステの器材等は本部一括仕入れによりスケールメリットを享受できます。また、広告宣伝に関しても、一医院での活動ではなく、本部提供のブランド力で集客を促進します。

2.入れ歯専門歯科 ハイライフグループ

自由診療の入れ歯専門歯科医院を経営する企業(株式会社バイテック・グローバル・ジャパン)によるフランチャイズで、入れ歯が得意な歯科医院がフランチャイジー契約することで、独自ブランドの入れ歯専門外来を設置し、フランチャイザーの宣伝広告による集客が見込めます。

3.小児歯科 ワハハキッズデンタルFC

テーマパークの様な小児歯科医院と銘打つ「ワハハキッズデンタルFC」は、むし歯になる前にケアを行う「定期管理」システムを中心に運営されます。独自の世界観をもつ絵本「ワハハキングダム物語」を製作し、それを教材として利用することで、子どもたちが大人になっても忘れない「歯の定期管理の大切さ」に関する教育を行う場となるのです。フランチャイジーとなった歯科医院は、それぞれが大切に考える歯科運営を継続しながら、この「定期管理」に対するイメージ戦略を共有することで、「ワハハキッズデンタルランド」という場を院内に持つことになります。

歯科医院に拡がるフランチャイズシステムは、このように一歯科医院を「専門性の高い歯科医院」へと生まれ変わらせる機会を提供しています。少子高齢化・歯科医院の乱立により経営が困難と言われる歯科医院にとっては、一つの大きなチャンスにつながるのかもしれませんね。