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1000店超えのチェーン店

世の中にチェーン店は数あるものの、うまく店舗数を伸ばして行って、1000店を超える規模に成長しているものはそれほどありません。今回は、色々な業種のチェーン店で、一つのブランドで1000店超えをしているチェーンをご紹介します。(データ参照元:主要チェーン店の店舗数一覧データ(2017年3月末現在)福徳社)

1000店超えの秘密とは、一体何なのでしょうか?業種ごとに考えてみたいと思います。

【飲食関係】
1.マクドナルド(ハンバーガー) 2892店
2.ほっともっと(お弁当) 2655店
3.すき家(丼) 1964店
4.ガスト(ファミレス) 1360店
5.モスバーガー(ハンバーガー) 1353店
6.スターバックス(カフェ) 1247店
7.吉野家(丼) 1199店
8.ミスタードーナッツ(スイーツ) 1159店
9.ドトールコーヒー(カフェ) 1149店
10.ケンタッキーフライドチキン(フライドチキン) 1138店

やはり、「マクドナルド」がダントツかと思いきや、「ほっともっと」が肉薄しています。「ほっともっと」は、「ほっかほっか亭」から分離独立したものですが、分離の時から2000店を超えていました。分離前(2008年)の「ほっかほっか亭」の店舗数は、3450店。データ時点(2017年)では1008店ですから、2018年の状態で考えると、3663店。約10年で200店余り増えています。作り立ての持ち帰り弁当という業態は、生活に必須の普段の『食事』に食い込むものであるため、共稼ぎ世帯や一人暮らし世帯の増加に伴い、益々ニーズが高くなるものと思われます。

【物販関係】
1.ダイソー(100均) 2959店
2.JA販売所(野菜等販売) 1542店
3.Seria(100均) 1411店
4.TSUTAYA(CD,本) 1376店
5.しまむら(ウェア) 1369店
6.コメリ(ホームセンター) 1253店
7.ゲオ(CD) 1240店
8.エディオン(家電) 1170店

このうち、「JA販売所」は、管轄するJAは異なるものの、道の駅やショッピングモール内、あるいはJA内で、農産物販売所として知られるものです。日本全国に広がっているため店舗数も多いと思われます。また、100均ショップの数の多さに驚きます。店舗のサイズは小型から大型まで様々ですが、人々の生活に密着し、無くてはならないものになっているさまが見て取れる数字です。「しまむら」や「コメリ」は、都市部で増えたというよりも、地方を中心に全国的に展開していることで店舗数を伸ばしています。

ホームページによると、「しまむら」の出店戦略は、『ドミナント方式』。それは、人口10万人に対して1店舗を開店するというもので、『知名度の向上と運営の効率化が一気に進んで業績が目覚しく向上』するそうです。2015年には、37都道府県でこれを実現しています。また、『人口10万人あたり店舗数が最も多いのは福島県で2.07軒。2位は富山県で2.06軒。以下、群馬県、長野県、茨城県と続いている。一方、店舗が最も少ないのは東京都で0.42軒。これに大阪府、京都府、神奈川県、兵庫県と続いており、都市部が下位に多い。』(都道府県別統計とランキングで見る県民性より)ということで、やはり、土地代の安い地方を中心に店舗数を伸ばしてきていることがわかります。

さて、店舗数が多いということで思い浮かぶのは、コンビニや携帯電話の店舗です。しかし、目立たないけれど実は店舗数が多いのは、クリーニング店だということをご存知でしょうか?

クリーニング店の最大チェーンは、「ホワイト急便」です。ホームページで見ると、8000店ということですが、以前テレビで紹介されていたときには1万店を超えていました。実は、全国にクリーニング店はおよそ14万店あるそうで、コンビニが5万店ほどであることを考えると、驚きの数字です。

「ホワイト急便」は、1961年に熊本で始まったのですが、それまでのクリーニング店には無かったサービスで急伸しました。それは、『「朝出して夕方バッチリ」の7時間仕上げ』です。そう、今では珍しくありませんが、スピードクリーニングの先駆けだったのですね。

今回は、1000店を超えるチェーン店をご紹介しました。店舗数が多いチェーン店に共通するのは、生活に密着するモノやサービスを販売しているということです。言われてみれば当たり前ですが、『ちょっと今よりも良い身近に欲しいサービス』から、次のメガヒットが産まれる可能性があるのだなと感じました。