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個人事業主の税務処理

フランチャイズ本部に加盟し個人事業主として開業すると、確定申告を行わなければなりません。

サラリーマン時代は会社が処理をしてくれているというのがほとんどですが、経理の処理を含めてすべて自分で管理をしていかなければならなくなります。

特にお金の出入りが頻繁な飲食業や小売業の事業主にとっては、大仕事です。日々の売上管理もままならず、レジのお金を合わせるだけでも大変。通帳には仕事と家庭の出し入れが混在していて、一体赤字なのか黒字なのかも何となくしか解らず・・・なんてこともあるのではないでしょうか。

今回は、そんな個人事業主の税務処理について少し解説したいと思います。

まず、個人事業主の税務申告(確定申告)について考えた時、多分みなさんが最初にぶつかる壁は、白色申告と青色申告についてだと思います。色が違うと何が違うの?と思われるでしょうけれど、中身はかなり違います。

簡単に言ってしまえば、『白色申告は、用意する書類は少ないが、税務上あまりお得にならない』。かたや『青色申告は、用意する書類は多いが、税制優遇が大きい』ということです。

しかし、「青色申告」をするためには、日々のお金の流れをきちんと帳簿につけておく必要があります。適正管理ができれば、「青色申告特別控除」で所得金額を低く抑えたり、「青色事業専従者給与」で、生計を一つにする親族(配偶者や子)に対して支払った給料を、経費として計算できたりと、所得税の節税効果を非常に期待できます。この点から、開業する際には「青色申告」を選ばれるフランチャイズオーナーが非常に多いのです。

「青色申告」をするためには、事前に所轄の税務署に届け出をしておく必要があります。必要な書類や提出期限について、開業準備をされる時点で必ずチェックしておくようにしましょう。

さて、独立開業の後に待っている確定申告ですが、この作業は必ず「自分」でやらなければならないというものではありません。

確定申告の専門家と言えば、ご存知のとおり税理士です。税理士と毎月の顧問契約を締結して、帳簿付けをサポートしてもらうことで、確定申告にまつわる煩雑な作業をほぼお任せすることができます。しかし、税理士を雇うためには当然顧問料が発生します。顧問料は税理士事務所によりそれぞれのようですが、概ね月3万円ほどというケースが多いようです。年間にすると36万円の経費ですから、決して安いものではありません。開業当初で経営規模が小さい間は、勉強の意味もこめてご自身で勉強しながらチャレンジされるのもいいのかもしれませんね。

 

最初に迎える確定申告に苦労する個人事業主は決して少なくありません。しかし、フランチャイズに加盟している場合、その苦労が少し軽減されることがあります。フランチャイズに加盟すると、フランチャイズ本部が経営面や会計処理のサポートを手厚くしてくれるケースが多いからです。本部がどのようなサポートをしてくれるのかは、加盟されるフランチャイザーによって異なります。会計簿記サービスを提供し、帳簿を作成してくれるところもあれば、フランチャイジーからの質問に対して、アドバイスをする体制を整えているところもあるようです。

 

「複雑で難しそう」と感じる確定申告。書類が多いと敬遠しがちな「青色申告」であっても、最低限の簿記能力と、日々コツコツと継続する根気があれば、自力で乗り切ることができるかもしれません。また、個人事業主の「青色申告」をサポートしてくれる会計ソフトも豊富なので、利用するという手もあります。個人事業主になったからには、お店も自分も幸せになれるよう、敬遠しがちな税務処理にもチャレンジしてくださいね。