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名古屋発祥フランチャイズの魅力

名古屋発祥フランチャイズの代表格と言えば、「コメダ珈琲店」と「カレーハウスCoCo壱番屋」。その魅力は、どこにあるのでしょうか。

『東洋経済ONLILNE』によると、外食業界にて、直近2年でもっとも店舗数を増やしたのは珈琲所コメダ珈琲店とのこと。近年は関東、関西で出店を加速させており、2020年までに国内外で1000店舗までの拡大を目標に掲げているそうで、「外食の中でも喫茶店は、男性を中心に定年後のシニア層の居場所となっており、成長期待が高い。コメダはその代表格」(別のFCコンサル)と分析しています。

コメダの魅力と言えば、デニッシュパンの上にソフトクリームののったシロノワールや、お得なコーヒーチケットもありますが、何と言ってもフルサービスでしょう。

セルフサービス全盛期の中、その流れと逆行するように、おしぼりや商品を店員が運び、新聞雑誌類を完備。常連のお客様には「いつもの!」にお応えできるサービスを、初めてのお客様にもコメダ珈琲店の「くつろぎ」をというキャッチコピーにも納得です。

同社のウェブサイトを見てみても、「効率と生産性だけを追い求めてきた世の中が、ようやくそこで生きる人間の心の豊かさを見直すようになってきた時代です。我々の使命は、皆さまにとって日々の楽しい団欒の場として、あるいは元気・英気を養うための場として、“くつろぐ、いちばんいいところ”をご提供させて頂くことです。家の外ではありますが、限りなくご自宅のリビング・ルーム“居間”の延長線上でご利用頂ければと考えております」と、その決意が語られています。

一方、「カレーハウスCoCo壱番屋」はどうでしょうか? 同じく『東洋経済ONLILNE』によると、CoCo壱番屋のFCの特徴は、「ブルームシステム」と呼ぶ正社員からの独立支援制度を設けていることなのだそうです。

オーナー希望者はまず正社員として入社し、店舗で経営ノウハウを学んでから独立へと進みます。廃業率が高い飲食業界において、CoCo壱番屋の直近10年間のオーナーの継続率は約9割と高水準を維持しており、CoCo壱番屋の独立支援制度は業界内でも注目を集めているとのこと。

また、全国1,200店舗以上を展開しているCoCo壱番屋では、その地域・店舗でしか味わえない「ご当地カレー」も人気を集めています。たとえば、北海道限定「森町ほたてフライカレー」や、東京都限定の「ハムポテフライカレー」。神奈川県限定の「よこすか海軍カレー(ビーフ)」、愛知県限定の「名古屋赤みそカレー」など、旅先でふらりと寄るだけでも、旅の楽しさが倍増しそうです。

躍進続く、名古屋発祥フランチャイズ。その根底にあるのは、徹底したサービス精神なのかもしれません。