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ペット信託とは?

日本のペットの飼育頭数は犬猫だけで1844万6千頭(17年全国犬猫飼育実態調査、ペットフード協会)。ペットを「家族の一員」と考える人も多いのではないでしょうか。

その影響か、ペットの終活も活況です。『NIKKEI STYLE』によると、東京・八王子にある「フランセス・メモリアルTOKYO」は、以前は結婚式場でしたが、3年前からペット専用の葬儀場になりました。年間で140~150回の葬儀が催されています。また、墓石・墓所の販売から葬儀、仏壇・仏具まで幅広く手掛けるメモリアルアートの大野屋(東京・新宿)さんでは、「ペット関連の相談が増えている」のだそうです。

そんな中注目を集めているのが、ペット信託です。ペット信託とは、「病気、けが、死亡など飼い主にもしもの事があった時に、残されたペットがその後も不自由なく、幸せな生涯を送るための資金と場所を準備しておく仕組み」(ファミリーアニマル支援協会)なのだそうです。

 

『NIKKEI STYLE』は、「まず委託者である飼い主が、家族や友人など信頼できる人を受託者として信託契約を結び、財産を専用口座に預ける。その後、飼い主が死亡したり施設に入ったりしてペットの面倒が見られなくなった場合、あらかじめ決めておいた新たな引受先にペットを引き渡し、受託者は専用口座から飼育費などを新たな飼い主に払う」というふうに、そのプロセスを説明しています。

『アクサダイレクト生命』のウェブサイトを見てみますと、ペット信託のメリット・デメリットが紹介されています。

メリットは、「ペットのお世話に強制力と監視力をつけることができる」という点。「というのも信託では受託者に課される義務があり、『善管注意義務』(善良な管理者の注意を怠らない)、『忠実義務』(受益者のため忠実に事務にあたる)、『分別管理義務』(信託財産とその他を分別して管理する)等を遵守する必要があるからです。遺言書では、ペットのお世話を頼んだとしても、頼まれた人の善意に頼るしかありません……信託では、契約を開始する条件として、委託者が生きている間、例えば『老人ホームに入所したとき』などという条件をつけて、希望するお世話が実現できているか見守る設計も可能となります」

デメリットというか、信託を設計する場合、一番困難が予測されるのは、「『受託者』を誰にするか」なのだそうです。

終活は、もはや人間だけの問題ではなくなった模様……ペット関連のフランチャイズは、これからもバラエティを増していくのではないでしょうか。