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お料理教室フランチャイズ

「ABCクッキングスタジオ」のフランチャイズ事業

日本及びアジアに料理教室を展開する株式会社ABC Cooking Studio。今春、「ABCクッキングスタジオ」のフランチャイズ事業について、株式会社近鉄百貨店と戦略的パートナーとして業務提携を行い、共同で当該事業を展開していくことを発表しました。

皆さんもよくご存じの「ABCクッキングスタジオ」は、国内に125教室、海外に26教室(中国・香港・台湾・韓国・タイ・マレーシア・シンガポール・インドネシアの8ヶ国と地域)を展開している、主に20~30代が通ういわゆる「お料理教室」です。

スタジオの最大の特徴は、「全面ガラス張り」や「オープンキッチン」など、前を通りがかった人が思わず立ち止まってしまうような作りにあります。その強い印象から、美味しそうな匂いとともに、心当たりの教室がすぐに思いつく方も多いのではないでしょうか。

また当教室は、女性会員だけでなく男性会員が多いのも大きな特徴です。更に現在では「食育」ということに主眼をおいて、満4歳から小学3年生までの子どもを対象とした、子ども料理教室も運営しています。小さいころから料理に興味を持ち、自分で調理するというのは非常に良い経験になることでしょう。

 

このような特徴で教室を展開してきた「ABCクッキングスタジオ」が、さらなる事業拡大に向け、国内でのフランチャイズ事業を開始します。第一号店として、2018年6月15日(金)に、近鉄百貨店をパートナーとした新店舗を三重県にオープンします。

パートナー企業となる近鉄百貨店と言えば、主要駅に隣接した店舗が多く、その利便性が魅力の一つです。百貨店を利用する顧客の年齢層は比較的高いと言えますが、フランチャイズ事業として「ABCクッキングスタジオ」を展開することにより、若い女性客を新たに獲得できることが見込めます。来店時の他売場への回遊性向上も期待できるので、店舗全体の売上アップも期待できます。「ABCクッキングスタジオ」で料理の勉強をした後は、近鉄百貨店でぶらっといろんなお買い物…。そんな光景が見られるようになるかもしれませんね。

また、フランチャイズ元の「ABCクッキングスタジオ」は、百貨店内に店舗を構えるということで「ブランド力」を獲得することができます。比較的富裕層の顧客を獲得する機会を得て、まさにWIN‐WINの関係ということができるのではないでしょうか。

株式会社ABC Cooking Studioは、中期経営計画の基本方針の一つとして「スタジオ事業売上の拡大」を掲げています。そのため、これまで同社が築き上げてきた信頼と、直営で展開してきた料理教室の実績を活かし、「ABCクッキングスタジオ」ブランドを国内外に広げるためのフランチャイズ事業を積極的に展開しく予定です。5年間で国内25店舗、海外100店舗体制を目指しています。その国内の展開軸に、百貨店という場を選んだと言えます。

平成25年12月に「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されたことは記憶に新しいと思います。一汁三菜を基本とする日本の食事スタイルは、理想的な栄養バランスと言われています。また、「UMAMI:旨味」を上手に使うことによって動物性油脂の少ない食生活を実現しているので、日本人は健康で長寿だと評価されています。このような「和食文化」を掲げ、現在は国内とアジア地域を中心にスタジオを展開している「ABCクッキングスタジオ」が、欧米へと展開していく日も近いかもしれません。

国内では百貨店をパートナーにフランチャイズ事業を始めた「ABCクッキングスタジオ」が、「日本の食文化」を世界に広める「場」になっていくかどうか、注目していきたいと思います。