FCをもっと知ろう!

ピザ職人はフランス製ロボット!

完全自律型ピザチェーン「PAZZI」とは?

『TECHABLE』によれば、今年年末をめどに、フランスにロボットのピザ屋さんがFC展開を始めるという。

2012年に、多くのベンチャー企業と同じく、ガレージで試行錯誤を重ねた「Ekim」は、2013年にはついに「ロボットの腕」を完成させ、ガレージを飛び出した。4年間の研究開発を経て、2018年5月には投資ファンドの「Partech」らから220万ユーロ(約2億8000万円)を調達し、2018年末までには「PAZZI」の第一号店がオープンする見通しだ。

『ニコニコニュース』によると、「PAZZI」では、ロボットとアプリケーション、データ解析といったテクノロジーを活用し、オーダーから調理、商品の引き渡しまでの一連のプロセスをすべて自動化しているのが特徴だという。

店内には、ピザ職人ロボットが常駐し、消費者の目の前でピザを焼くデモンストレーションなど、消費者にユニークな飲食体験を提供する。

「ロボットよりも食べ物が好き!」というキャッチコピーからもうかがえるが、味も本格派。新鮮で品質の高い食材を厳選して使用し、世界チャンピオンを3度受賞したピザ職人のティエリー・グラッファニ(Thierry Graffagnino)氏がレシピを監修するという。

「Ekim」のウェブサイトを覗くと、その経緯がおもしろい。「初めは生地がうまくいかなくて、何度もやり直しをさせられたんだ。ティエリーが世界チャンピオンを3度受賞した後は、素直に彼の言うことを聞くようになったよ」

50万通りの組み合わせから、お客の好みに合ったピザをカスタマイズしてオーダーすることもできるというから、味覚の面でも大いに楽しませてくれそうだ。

2019年以降、着席形式からテイクアウト専門、フードコート、ドライブスルーなど、様々な業態で「PAZZI」をフランチャイズ展開する方針の「Ekim」。とりわけ、「PAZZI」の最適化されたフードサービスソリューションは、鉄道駅や空港など、往来の激しいエリアでも、年中無休24時間体制で運営しやすいと期待が寄せられている。(TECHABLE)

味気ないかも、と思われたロボットシェフによる、完全自律型ピザチェーン「PAZZI」。世界チャンピオンとダッグを組み、いよいよ世界デビューとなる。世界の評価は、これいかに? あなたの街にロボットアームが上陸し、香ばしいピザの香りが鼻孔をくすぐる日も、そう遠くないかも!