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FC界に、アジアンスイーツ旋風

台湾発祥のスイーツ店「騒豆花(サオドウファ)」が、新宿の駅ビル「ミロード」に、7月13日オープンしました。

『東洋経済』によると、日本での運営は、日本でのマスターフランチャイズ権を有しているフークルが担います。

劉ママ、こと騒豆花オーナーの劉端貞氏とフークル社長の河崎孝文氏との出会いは運命的だったとのこと。

「3年間交渉してきました。台湾の人気店なので、日本のいろいろな企業がビジネスを申し出てくるのですが、オーナーの劉ママ(騒豆花オーナー劉端貞氏)が断ってきた。それはオーナーが海外に展開する=騒豆花の味が変わってしまう。それほどまでに自店の味を愛し、その難しさを理解していたからです」と、専務取締役の小峯祐一郎氏は語ります。

騒豆花は家族で経営している店で、劉氏は3代目なのだそう。味の再現には苦労したようで、材料の配合も微妙で、少しでも違うとうまく固まらなかったり、豆の味が死んでしまうのだそうです。また、水の質が台湾と違うため、本場の味を出すのに苦労したとのこと。

また、日本店のみ、麺やごはんもの、「屋台料理」と称するおつまみなど、食事の提供も行っています。

一方、タイから訪れたのは、鉄板で作るロールアイスの専門店「マンハッタンロールアイスクリーム」。フランチャイズ制度による全国展開を、本格的にスタート。2018年中に直営とFCと合わせて10店舗を目指しています。

『タイランドハイパーリンクス』によると、株式会社マンハッタンロールは、昨年8月に原宿にオープンし、GW期間中に開催されたアイスクリーム万博でも最大3時間待ちの行列を作るほど人気に。そして、フランチャイズ制度による全国展開を、本格的にスタートするとのこと。沖縄・福岡で、出店が始まっています。

ロールアイスとは、マイナス20度以下のコールドプレートの上に、液状のアイスベースを乗せ、固まったものを薄く伸ばして丸めたアイスのこと。オリジナルのアイスベースに、様々なフルーツやチョコなどを追加することで、楽しみは無限です。

味のベースとなるアイスにもこだわり、一般的なアイスに使われている卵を使用せず、店舗にて牛乳、生クリーム、シロップを独自の配合で合わせることで、滑らかで濃厚なのに、甘すぎないアイスクリームを実現。フレッシュフルーツを使用し、視覚だけでなく、ばっちり味覚でも楽しめるようです。

東から、南から、FC界に吹くアジアンスイーツ旋風。ますます席巻しそうな勢いです。