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保険用語の「フランチャイズ」とは?

「フランチャイズ」という言葉の意味を聞かれたら、何と答えますか?

きっと多くの人が、チェーンレストランやFC加盟店などで使われる商売の仕組みとか、「野球チームの本拠地」などと答えることでしょう。

でも、「フランチャイズ」という言葉は、まったく別の意味で、保険用語としても使われています。そして、案外身近なところで私たちと関係しているのです。

保険用語としての「フランチャイズ」とは、補償の「免責についての取り扱い」についての用語です。

では、「フランチャイズ方式」と、それに対応する「エクセス方式」をご紹介しましょう。

【フランチャイズ方式】

損害が一定割合または一定額に達しない場合は、まったく保険金を支払わないが、これらを超えた場合には、損害を全額支払う方式。

【エクセス(ディダクティブル・フランチャイズ)方式】

損害が一定割合または一定額を超えない場合はまったく保険金を支払わず、これらを超えた場合には、免責歩合(金額)を控除して、超過額だけを支払う方式。

業務用の保険ならともかく、私たちが生活上関係のある保険でこれがどのようにかかわるのか、身近な「火災保険」で考えてみましょう。

『旧来の火災保険では「風災・雪災・雹(ひょう)災」は「20万円フランチャイズ方式」と呼ばれる契約が一般的でした。風災や雪災の被害は比較的軽微なものが多いので、それに対応するために導入されたのでしょう。20万円フランチャイズ方式では、損害額が20万円を超えると保険金額を限度に全額補償されますが、20万円を超えない場合、保険金が1円も支払われないという契約です。』(おウチの専属秘書より:一社災害対策建設協会japan47)

住宅ローン契約と同時に加入する長期の火災保険などは、昔はこの方式になっていることが多かったそうです。実際のところ、最近のように大型台風の暴風で瓦が飛んだり、アンテナが倒れたりした場合、その被害額が20万円を超えなければ保険金の支払いを受けられないということになり、決して他人事ではありません。でも、もちろん20万円をこえるような損害ならば、全額保証されるという安心感はあります。しかし、最近の火災保険では、エクセス方式が採用されているそうです。

『近年、フランチャイズ方式に代わり一般的になっているのが、免責金額を自分で決められる「免責方式(エクセス方式)」です。この「免責方式」と「フランチャイズ方式」はよく混同されますが大きな違いが2つあります。免責方式では保険会社によって異なりますが「0円」「3万円」「5万円」「10万円」などの中から、自分で免責金額を選択できることが大きな特徴です。免責金額を高く設定するほど保険料は安くなり、逆に免責金額を低くすると保険料が高くなるという仕組みになっています。』(前述のおウチの専属秘書サイトより)

以前の火災保険は、選ぶまでもなく「20万円フランチャイズ方式」だったので、被災の場合の補償は20万円を一つの区切りと考えれば良かったのですが、最近は「自分で免責金額を決めるエクセス方式」が主流となっています。保険料を高く払っていざという時の保険金を大きくするか、保険料を抑えて発生するかどうかわからない保険金を小さくするか、選ぶ側の責任となっているのですね。

さて、何かとわかりにくい保険の仕組み。そこにフランチャイズという言葉があるなんて、ちょっと意外ですね。実際に自分自身の保険に関係があるかもしれません。いざ保険金を受ける時に「あれ?」と思わないように、しっかりと意味を覚えておくことをお勧めします。