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「チェーンレストラン」ランキング

チェーンレストランを取り巻くランキング、参考にしてる?

毎年、年末が近づくと公開される様々なランキング。一年を締めくくるという意味で世相を反映するものなのかもしれません。今回は、そんなランキングの中でも、『チェーンレストラン』に関するものを取り上げたいと思います。

まず、『2018年版ファミリーレストラン店舗数ランキング』を見て行きましょう。

10位から4位まではこちら。

10位 ジョリーパスタ(236)9位 ビッグボーイ(267)8位 ジョナサン(301)6位 バーミヤン・6位 びっくりドンキー(いずれも331)5位 Denny’s(デニーズ)(389)4位 ココス(COCOS)(578)

ここまでの店舗数の差を見ると、10位から5位までの差と比べ、5位と4位の差が大きいことがわかります。では、3位以上はどうなのでしょうか。

3位 ジョイフル(789)、2位 サイゼリヤ(1071)、1位 ガスト(1367)

やはり、3位以上になると、それまでの差がより大きく開いていく事がわかりますね。実は、10位以内の8位ジョナサン・6位バーミヤン・1位ガストは、どれもすかいらーくグループのチェーン店です。日本における郊外型ファミリーレストランの先駆けとなるスカイラーク1号店の開店(1970年)からもうすぐ50年。チェーンレストランの歴史を作ってきたすかいらーくグループが、まだまだこの業界を牽引していくのでしょうか。

次にご紹介するランキングは『外食チェーン 顧客満足度ランキング』です。

10位はブロンコビリー。東海地方を中心に出店しているステーキ・ハンバーグのお店です。満足度の秘密は、鉄板で手元で焼き加減を調節できるハンバーグや、自分が選んだ肉の調理の様子を見ながら待つワクワク感なんだそうです。9位は俺のイタリアン、8位は大戸屋、7位はフレッシュネスバーガー、6位は木曽路、5位は梅の花で、木曽路と梅の花の2つに共通するのは、『高級感』の様です。「ちょっとかしこまった家族の会食に使う店」というコンセプトが、顧客と店舗の間でマッチしていることが満足度に繋がっているんですね。

つづいて4位は濵かつ。九州を中心に展開しているとんかつチェーンです。この店は、圧倒的なコストパフォーマンスで人気があります。実は濵かつは、リンガーハットと同じグループ。共同仕入れ・物流により低コストを実現しているのです。さて、満足度3位は俺のフレンチ。9位に俺のイタリアンがランクインしていることを見ても、同チェーンの満足度が高いことがわかります。2位はモスバーガー、そして、栄えある1位は銚子丸。関東地方4都県に出店している回転寿司チェーンとなりました。銚子丸は一皿250円~350円と決して低価格帯の回転寿司店ではありません。しかし、毎日その朝仕入れたネタを現場で捌くなど、今日は何のネタがあるのかというワクワク感で顧客を飽きさせません。この結果を見ても、チェーンレストランの顧客満足度アップには、色々な着目ポイントがありそうだということがわかります。

さて、最後にちょっと変わったランキングをご紹介しましょう。『20代女子がデートで行きたくないチェーン店10』これは日刊SPAの企画で調査されたもので、『デートのディナーとして男性に連れて行かれたらドン引きするチェーン店は?』という質問を20代の女性100人に対して行った集計結果です。これによると、10位のカラオケチェーンは別として、9位から1位のマクドナルドに至るまで、牛丼チェーンやカレーチェーンが並びます。つまり、パッと入ってすぐに食べられるファストフードはデートではちょっと…という事なのでしょう。反対に、ランキングが低かったチェーンには、お酒が飲める居酒屋チェーンや肉中心のお食事系チェーンなどが目立ちます。やっぱりデートにはゆっくり出来そうなお店が良いということなんでしょうね。

あなたが今年一番多く通ったチェーンレストランは何位でしたか?1年の締めくくりに、自分なりのランキングを作って友達と比べてみても面白いかもしれませんね。