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ベトナムに渡った日本の「白鳥」

障がい者とともに歩むフランチャイズ

今年、日本から「白鳥」がベトナムに渡ったのをご存じですか?

『LogiT.com』によると、ヤマトホールディングスの特例子会社である「株式会社スワン」は、「365 Trading Logistics Joint Stock Company(以下、365社)」(本社:ホーチミン市)と加盟店契約を締結。2019年1月7日に、ベトナム ホーチミン市内に、海外初のフランチャイズ店となるスワンカフェ&ベーカリーを2店舗オープンしました。

「スワングループ」のウェブサイトによると、同社は1993年にヤマト福祉財団が設立され、障がい者の自立と社会参加の支援を目的としたことが始まりだそうです。

ヤマト福祉財団は、心身に障がいのある人々の「自立」と「社会参加」を支援することを目的に、1993年9月に設立されました。クロネコヤマトの「宅急便」を開発、成功させ、ヤマト運輸株式会社の社長、会長を歴任した故・小倉昌男氏(当財団、初代理事長)が会社役職の一切を退いた際、個人資産の大半を寄付して創られました。

障がい者が手にするお給料がわずか1万円(当時)にも満たないことを知り、低賃金からの脱却を図るため、「作品」作りではなく、「商品」作りを目指し、月給10万円以上支払うことを実践する、「焼き立てのおいしいパンのお店」を開くことを決めたのです。

1998年6月。スワンベーカリー銀座店 第1号店のオープンからスワンは始まりました。 現在では直営4店、フランチャイズ店24店を軸に 350名以上の障がい者が、経済的な自立と社会参加を果たしています。

一方、『LogiT.com』によると、ベトナムは急速な経済発展を遂げている一方、貧困層、戦争孤児や障がい者などの社会的弱者が、教育や労働、福祉などといった領域でまだ十分なサポートを受けられていないのが現状だそうです。

こうした社会的課題に対し365社は、グループ内で経営するベトナム料理レストラン「Ot Do Restaurant」にて、毎週日曜日に近所の貧しい人々に昼食を提供しているのだそうです。また障がいのある子供たちへ奨学金を給付、さらにベトナムの子供の日にはプレゼントを贈呈するなど、社会的弱者を含めたすべての人が健康で文化的な生活を送るための支援活動をしてきました。

独自に障がいを持つ方々とともに歩んできた2社の道のりが、2019年になって重なり合いました。

365社は、障がい者や貧困層など教育や就職の機会がなかった人を雇用するスワンカフェ&ベーカリーをオープン。これに際しスワンは、「個性に合わせて就労能力を高めるノウハウ」を提供していくとのことです。

財団設立から26年。美しい白鳥は海を越え、また新たな物語を紡いでいきます。