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「マキシマム ザ ホルモン」FC化へ

音楽界にFC旋風は、吹くか?

ロックバンド「マキシマム ザ ホルモン」って聞いたことがありますか? 

『AERA dot.』によると、1998年に結成された「マキシマム ザ ホルモン」は、CD累計セールスが200万枚以上。ロックフェスなどライブは常に超満員で、日本で最もライブチケットが取れないロックバンドの一つとも称されています。

これまでも世間を「あっ!」と言わせるセールス方法を駆使してきた彼ら。たとえば、昨年11月に発売された5年半ぶりの新曲を含むCD『これからの麺カタコッテリの話をしよう』は、新作コミックと一緒にして書籍として販売され、17万部の大ヒットとなりました。

当時の心境を、バンドメンバーのマキシマムザ亮君が『AERA dot.』にこう語っています。

「今は音楽もサブスクリプション(月額定額制の聞き放題サービス)が主流ですよね。でも、僕はやりたくない。CDのジャケットとデザイン、歌詞カード、曲順などすべて含めてロックだと思うから。通信ではなく、現物のジャケットを見て『何これ』と興味を持ってほしい。書店で棚に並べられれば目立ちますよね。だから『麺カタ』は“書籍”としてパッケージにも徹底的にこだわった。CDをどうやったらジャケ買いしてもらえるかと考えた結果なんです」

そんな彼らが、今年満を持して「フランチャイズ化」を宣言しました。

「どういうこと?」と思われた方もいるかもしれません。

『ロッキン・オン』によると、「2号店」として活動するバンドメンバーを募集し、「マキシマム ザ ホルモン」の原曲を自由に使っていい権利を与えるのだそうです! なお、「2号店」が活動の拠点とする都道府県では、本家マキシマム ザ ホルモンはむこう5年間、ライブをしないのだというから驚きです。

前述の『AERA dot.』によると、フランチャイズ化は5年以上温めていた企画なのだそう。当時は失笑されていたのを、タイミングを計って実行に移したのです。

本気の企画はいつか通る。そこに遊び心のスパイスが加われば、千客万来のお店の誕生、間違いなし。元祖「マキシマム ザ ホルモン」、そして2号店以降のフランチャイズ店が、あなたの街にお目見えするのも、そう遠くない未来かもしれません。