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本場の中華をフランチャイズで

フランチャイズで本場の中華を楽しもう

日本人は中華料理が大好き。餃子にチャーハン、天津飯と、ランチの定番ですね。でも、ふと考えてみれば、本場中国の料理なのかというと、そうでもない事に気づきます。たとえば、餃子は本場では水餃子が普通。チャーハンは、中国だけでなくアジア全般の料理。天津飯に至っては、「天津で生まれ育った中国人も、一度も聞いたことのない料理」と言われる有様。いわばジャパニーズ中華がまん延しているわが国ですが、いよいよ本格中華が広がる兆しです。そう、本場中国から現地の巨大チェーンレストランが続々進出しているのです。そんな本格中華チェーンを二つご紹介しましょう。

海底撈(ハイディラオ)

1994年に創業。世界100都市に300店舗以上の直営店を構え、スタッフは5万人以上、年間のテーブル利用回数はのべ1億席にも及ぶ大型火鍋チェーンレストランです。日本にもすでに4店舗あり、どこも中国人客でいっぱいだそうです。海底撈では、「自然食、環境に優しく、使い回ししない」という理念を堅持しています。しかし、人気の秘密はその味や品質だけでなく、どこまでもお客様本位のサービスにあると言われています。

たとえば、中国では『待ち時間に女性客には無料のネイルサービスがあり。子供連れのお客さんは子供遊び場に預けます。そこでお姉さんが子供の面倒を見てくれて、ちょっと大きい子供はネットがつながるパソコンでゲームをやれるのです。小さい赤ちゃんを連れれば、店内に用意されているベッドで寝かせてくれます。(中略)お客様が駐車違反で交通警察に罰金を取られたら、海底撈の駐車場係が文句なしにお客様の代わりに罰金を払います』(ビジネス中国語ブログより)これは、驚きですね。日本の店舗でも、席ごとの『カンフー麺』パフォーマンス、モニター付きのキッズコーナーなど、お客様へのサービス精神は変わりません。

最近では、パナソニックの技術による「ロボットによる食材・調味料ピッキングシステム」でも話題となりました。今はピッキングだけですが、今後は顧客の注文内容を記憶して、より個人の好みに合った料理を提供できる技術へと進めていくのだとか。どこまでもお客様本位のサービスを追い求める海底撈。まだまだ進化をつづけていく様です。

沙県小吃(シャーシャンシャオチー)

元々は福建省の沙県で有名だった小吃(軽食)をチェーン化したもので、沙県の人が飢えないよう政府が地元民を支援して、手に職をつけさせるべく「小吃」のお店を出させたのが由来とも言われています。しかし、経営的な問題から1997年には沙県の政府が介入し、「沙県小吃同業公会」を設立。それぞれの店舗の規格を定めて全国にチェーン展開を開始しました。その後、店舗網が急速に拡がって、2015年には中国国内に2万店、2019年には同6万店を超える「世界最大のファストフードチェーン」になっています。

日本第一号店は、高田馬場で、2018年に開店しました。しかし、その日本初上陸は、中国人の間で知る人ぞ知るぐらいの静かで密かなものでした。それが、2019年1月になり満を持して本格開店。その後、少しずつ都内や横浜に出店しているようです。

メニューは点心類や麺類はじめ、店舗によって多少の違いがあるようです。もともと、さまざまな小吃をチェーンとして展開している関係で、『前述の同業公会に登録すれば展開できるという個人経営のFC店であるために中国本土でもいくつかのロゴが混在しており「本物の沙県小吃かどうか分からない」という状況になっているのも中国らしい。』(HARBOR BUSINESS Online)のだそうです。

本場の中華チェーンレストランの進出が、今までなかったのが不思議ですが、どちらのケースも主に国内の中国人向けに立地などを選んでいる節があります。しかし、いずれにせよ気軽に本格中華が食べられるのはありがたいですね。

ジャパニーズ中華にとっては脅威となる本場中華チェーン。今後の展開に目が離せません。