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台湾で百花繚乱のあのFC

台湾で百花繚乱、餃子フランチャイズ

今年4月、餃子が海を渡って「逆輸入」されました。『台湾経済新聞』によると、「王将フードサービス」が中華料理店「餃子の王将」の台北1号店を市内の百貨店にオープンさせたと報じています。台湾では南部・高雄の2店舗に続いて3店舗目とのことです。

同社は2017年4月、高雄に台湾1号店をオープンしました。

以前は中国・大連にも進出していたということですが、16年に現地子会社を清算して、同年に台湾進出を決めました。『台湾経済新聞』によると、中国撤退の原因について渡邊社長は、市場調査が不十分だったと振り返り、同社の強みや展開方法などを整理した上で、台湾市場への挑戦に乗り出したと語っています。

1967年の創業から50年以上かけて積み上げてきたノウハウや、細部へのこだわりによって作られた同社の焼き餃子。「食べてもらえば必ず差は分かる」と渡邊社長は胸を張ります。

初出店の場所を高雄に選んだのは、食材の供給の関係に加え、出店の誘いがあったためで、客の大半は台湾人なので、台湾人の好みなどのデータを収集してきたそうです。

とはいうものの、実は台湾は餃子フランチャイズ激戦区。たとえば、黒龍江省の鶴岡で創業、大連が本部の餃子専門店「八方雲集」が人気です。

『exciteニュース』によると、「八方雲集」では焼き餃子が1個5~5.5台湾元(約18~20円)で提供される一方、餃子の王将台北1号店では1皿6個入りで75元(約272円)。1個あたり12.5台湾元と、やや高めの価格設定になっています。これに関しては、百貨店という出店場所や台湾人が日系飲食店に求めるものを踏まえ、「普段よりも美味しいものを食べたい」というニーズに対応しうるメニューや価格設定になっているのだそうです。

日本らしさを感じてもらえるよう、店内のデザインにも気を配る一方で、料理には台湾の食材を取り入れるほか、台湾オリジナルのメニューも開発し、台湾人の好みも意識しています。そして、台湾で成功した暁には「餃子の王将」中国再上陸も視野に入っていると、『台湾経済新聞』は報じています。

餃子激戦区と化した台北。今日も街の至る所で、熱々の餃子が頬張られていることでしょう。