FCをもっと知ろう!

南米FCとインフレ対策

仮想通貨文化は南米フランチャイズに根づくか?

ベネズエラの薬局フランチャイズ「ファーマーケット/Farmarket」が、仮想通貨交換プラットフォーム「パンダ・エクスチェンジ/Panda Exchange」の独自支払いシステムを自社のシステムに組み込み、暗号通貨「ダッシュ/Dash」による支払いを本格的に受け入れるようになった、と『NEXT MONEY』が報じています。

『ウィキペディア』によると、暗号通貨とは暗号理論を用いて取引の安全性の確保、およびその新たな発行の統制をする仮想通貨のことで、ビットコインが有名ですね。

『トレードビットラボ』によると、「ファーマーケット」では、「Dash」対応の売買管理システムである「XpayCash」をすでに試験的に導入しており、次の第3、4四半期で22の薬局に展開される予定です。

また、「Dash」の代表者は、国内の潜在的な仮想通貨ユーザーを支払い行動に参加させるための取り組みとして、運用開始から2か月間、オンサイト・トレーニング(顧客用の個別研修)の実施も考えているとのことです。

世界中で「Dash」を受け入れている約4,900の小売のうち、ほぼ半数がベネズエラに拠点を構えています。『NEXT MONEY』によると、ベネズエラは仮想通貨の実証実験の場になりつつあるとか。

というのも、同国の5月のインフレ率が、1年ぶりの高値である年率81万5000パーセントに到達しているからで、こうした経済状況のもと、仮想通貨を資産防衛として活用する動きが急速に拡がっているのです。

『Coin Desk』では、「Dash Core Group」CEOのライアン・テイラー氏の言葉を、以下のように伝えています。

「コロンビアの『パンダ』グループやベネズエラの『ファーマーケット』と提携することで、経済を動かし購買意欲を刺激することを期待しています。また、カラカス在住のベネズエラ人が『Dash』を使って店頭で購入するだけでなく、どこにいても輸入薬を購入し、親戚や家族の健康問題が解決することを願っています」。

かつては通貨といえば、国家の独壇場でした。ベネズエラ、コロンビア、そして米国と、国境を越えて行き来するお金の流れは、フランチャイズの世界にも流れ込んできています。私たちから遠い場所で始まっているこの流れが、ビジネスの現場をどのように変容させていくのか、目が離せません。