特集~編集部おススメ~

コーヒー需要増加で新たなビジネスチャンス!

今時代は、第3次コーヒーブーム真っただ中!

コーヒー世界規模でコーヒーの需要が増加している。
過去10年間に焙煎コーヒー豆消費増加率は20%、インスタントコーヒーに関しては62%も増加している。
背景には中国、ベトナムなどの新興国の人々の生活水準が向上し、都市部の若者を中心に西洋風の食生活を楽しむ人が増加があると思われる。

ちなみに日本のコーヒー消費量は世界4位!
年間、480億杯ものコーヒーが消費されており正に第3次コーヒーブーム真っただ中と言えるであろう。

そしてそのブームを牽引したのがセブンイレブンのコンビニコーヒーなのは言うまでもない。
店頭で1杯ずつ豆を挽きドリップして100円で販売し、大ヒット!
1年で5億杯、金額にして500億円分も売上げ、2013年には日本経済の再生・再起動を意識させる製品やサービスに与えられる日経産業新聞賞の最優秀賞を受賞した。

ここで注視すべき事はこのコンビ二コーヒーが缶コーヒーなどの既存の販売量にはほとんど影響を与えず、全体を底上げする形で、コーヒ業界全体に売上げ成長をもたらした事にある。
市場縮小と言われる中、新たな需要を開拓し成長マーケットに仕立て上げた功績が大きい。

昭和な喫茶店スタイルが復活!!

同じくコーヒーを扱うビジネスで今注目されているのが、フルサービス型喫茶店である。

ネスレ日本が展開する喫茶店「カフェ ネスカフェ」を今後3年で1,000店展開予定。
コメダ珈琲店も年間70~80店のペースで店舗数を急拡大。
『葉山珈琲』は「心の底から“最愛のカフェ”と思える店舗創造」をコンセプトにFC展開を広げている。 

フルサービス型とは定員が客席まで注文を取りに行き、飲み物や料理を席まで運ぶ昔ながらの喫茶店スタイルの事をいうのだが、今こいういったスタイルが伸びているのには、消費者の「気兼ねなく落ち着いて時間を過ごしたい」と多少値段は高くても、落ち着いた雰囲気の店で”くつろぎ”を求めるニーズの増加があるからである。
大量に定年退職した団塊世代(1947~49年生まれ)が、昔懐かしの憩の場を求めているのも追い風になっていると思われる。

価格のより安いセルフ型コーヒーから手厚いサービスが売りの高価格のコーヒーまで分厚い消費者層が育ってきている日本のコーヒーマーケットは目が離せない。
今後さらに変化を遂げ成長していく事は確実であろう。