特集~編集部おススメ~

ペット関連フランチャイズ特集

近年どんどんその市場を拡大しているペット産業

ペット関連フランチャイズペット産業は近年どんどんその市場を拡大している。少子高齢化が問題になって久しいが、それに比例するようにシェアを伸ばし今や空前のペットブームである。もはや「ペット」はただの愛玩動物とは言えなくなって来ている。

一昔前と違い猫が自由に家の近所を徘徊することも少なくなった。近隣への迷惑や病気、怪我の予防のためにも「完全室内飼い」が推奨されているためだ。

番犬として玄関先に繋がれて飼われることがごく当たり前であった犬さえも、「外飼い」は虐待に近いという風潮が高まって来ており、室内で暮らすことが普通になって来ている。

人気はマンションで飼える「猫」や「小型犬」

ペット関連フランチャイズ

都市部では一軒家が少なくなり、ペット飼育可のマンションが増えているため必然的にマンションの部屋で無理なく飼える「猫」や「小型犬」が人気だ。

そして飼い主は「家族」としての「ペット」に惜しみなくお金を使う。人間顔負けの原材料にまで気を配った良質なフードや、おもちゃ。定期的に通うトリミングサロン、人間の洋服とたいして値段の変わらないおしゃれなペット服。病気になったときはもちろん、なんでもなくても健康診断のためにペットクリニックを訪れる飼い主さんも少なくない。そうして大切に大切に育てたペットも多くの場合は人間よりも先に死を迎えることになる。昔と違い庭に穴を掘ってお墓をこしらえる訳にもいかないので、ペット専門の火葬業者に頼み、そのまま提携のお寺でお葬式までしてもらうと言う。

こんな人間顔負け・・・いや場合によっては人間以上の手厚いケアを受けるのが近頃のペットだ。そんなペット事情を取り巻くさまざまなビジネスがフランチャイズ化されている。子犬販売専門店、ペットシッター、ペットホテル、ペットのしつけ教室、ペット用品、フード販売、トリミングサロン、ペットの火葬、葬儀・・・ペットが生まれてから死ぬまでの一連の流れがすべてフランチャイズビジネスとなっていると言っても過言ではない。

動物好きなら心惹かれる業種だが・・・

ペットシッターなどは比較的開業資金が安く抑えられることを謳っている本部も多い。動物好きの方ならかなり興味を持って検討対象になるのではないだろうか。

ただ、命あるものを扱う仕事だけにリスクが無いわけではない。ここはぜひ慎重に色々な角度から本部を検討し、とことん納得ができてからの開業を心がけていただきたい。

もちろんこれはペット関連事業のみならず、新規開業や独立には付き物である。

ネットで情報を収集したり、実際に説明会に足を運んだりしてミスマッチを防ぎ、「経営者」になることをしっかり自覚した上で、信頼関係を結べる本部とよいビジネスパートナーとしてのビジネス展開をすることが成功への近道であることは他のビジネスとなんら変わるものではないのである。